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エアコンの室外機は凍結する?凍結時の対応などを解説

1.エアコンの室外機が凍結した場合の影響

ここでは、室外機が凍結した際の影響についてみていきましょう。

1-1.霜取り運転

エアコンの暖房運転を行っている時に自動で行われているのが霜取り運転となります。霜取り運転は、室外機の中に発生した霜を溶かすために熱交換器を温めるものです。霜取り運転の稼働中は室内へ暖かい風が送られません。

1-2.カラカラと音がする

室外機の中で凍結した部分が増えた場合、空気の排出時にプロペラが回る際にカラカラといった音がします。

1-3.故障の原因となる

室外機が凍って、暖かい風が出なくても故障とはいいきれません。霜取り運転が行われている場合であれば、暖かい風が出なくても正常な状態です。しかし、室外機が雪に埋もれている状態でエアコンを稼働すると故障するケースがあるため注意しましょう。

2.エアコンの室外機の凍結時の対応

エアコンの室外機が凍結した際には次のような対応を行いましょう。

2-1.室外機周辺の雪を取り除く

雪が積もったサインは、室外機周辺の雪を取り除いて空気の流れを妨げないようにすることが重要です。降雪が連日続いた場合や降雪量が多い日は室外機が雪で埋まっていないか確認しましょう。

2-2.電源を入れて待つ

暖房をつけて暖かい風がすぐに出てこない場合、霜取り運転が行われているので、待ちましょう。室外機の状態に合わせて霜取り運転は行われていることから、暖房稼働中に突然止まる場合があります。

霜取り運転が稼働した状態であれば、室外機についた霜などが溶けていきます。

2-3.ぬるま湯をかける

室外機は雨に濡れていることが想定されている機器であるため、上から水をかけても大丈夫です。暖房を早く稼働させたい場合、室外機の上からぬるま湯を少しづつかけると凍結した部分を溶かせます。

ただし、大量のぬるま湯をかける、室外機の中にかけるのは避けましょう。こうしたぬるま湯のかけ方を行うと室外機の中のパーツが壊れるリスクがあります。

3.エアコンの室外機の凍結を予防するためのポイント

室外機の凍結を予防するためのポイントをみていきます。次のようなポイントを意識して室外機の凍結を防ぎましょう。

3-1.寒冷地しようのエアコンを使用する

エアコンには、地域の気候や環境に合わせたモデルがあります。寒冷地仕様の製品は、コンプレッサーがパワフルなだけでなく、暖房機能が強力です。また、室外機の凍結を防止する対策が施されています。

高性能な寒冷地仕様エアコンであれば、霜取り運転の稼働中でも暖房運転が行えます。こうしたモデルのエアコンを使用すれば、霜取り運転で暖房が止まることがなく、すぐに室内を暖かくできるでしょう。

3-2.雪除けのカバーを使用する

室外機に雪除けカバーを使用すれば、室外機に直接雪が積もるのを防ぐことが可能です。また、夏には日差しを遮るため、室外機が熱を持って冷房が効きにくい、故障するといったトラブルを防げます。

室外機の状態にも気を配ろう

室外機は屋外に置かれているケースが多く、雪が大量に降る地域であれば、室外機が凍結したり、雪で埋めることは十分にあり得ることです。エアコンを長く使用するためにも、室外機の状態にも気を配るようにしましょう。

もし、室外機に異常がある場合は、すぐに専門業者に相談してください。エアコンの買換えなどを検討している方で、少しでも暖房を早く稼働させたい方であれば、寒冷地仕様のエアコンの購入を検討しても良いでしょう。どのエアコンが良いか分からない場合は、電気屋さんなどのプロに自宅に適したエアコンはどれか相談することをおすすめします。

読んで下さりありがとうございます。感謝致します。