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トイレに尿石が発生する原因とは?掃除方法や予防方法なども解説

1.便器に尿石が発生する原因

尿石は尿に含まれているカルシウムなどの成分が化学反応を起こし、便器の内部で石化したものとなります。排尿後に水を流しても便器の縁などに飛び散った尿は洗い流されません。洗い流されなかった尿は尿石の原因となります。

尿石に雑菌が繁殖した場合、尿石が蓄積して汚れが落ちにくくなるため、尿石を見つけたらすぐに落とすことを心掛けましょう。

2.便器の尿石の落とし方

ここでは、汚れの強さに応じた便器の尿石の落とし方をみていきます。

・軽い尿石や汚れ
1.酸性洗剤を尿石に直接かける
2.しばらくの間放置する
3.トイレブラシで擦る

酸性洗剤を素手で触ると手を傷めるリスクがあるため、ゴム手袋を着用してから掃除を行いましょう。カバー範囲が長いゴム手袋を使用すれば、便器の奥を掃除する際に手に洗剤がかかりません。

洗剤をかけてから放置する時間に関しては洗剤のパッケージに記載されています。もし、見当たらない場合は2~3分程度を目安に置き、トイレブラシで擦り洗いしましょう。

・頑固な尿石や汚れ
頑固な尿石や汚れを落とす際に使用されるのが尿石専用洗剤です。尿石専用洗剤はドラッグストアやホームセンターなどで販売されており、ジェルタイプと液体タイプがあります。ジェルタイプは汚れにかけてから、時間を置いて流すことを前提としており、時間が経過しても薬剤が垂れない点が特徴です。

液体タイプはジェルタイプと同様に使用できるものもあれば、商品によってはトイレブラシを使用して擦り洗いが必要なものも含まれます。ジェルタイプと比較すると協力で即効性が高いことが特徴です。

尿石専用洗剤の使用が不安な人は、「クエン酸+重曹」の組み合わせをおすすめします。「クエン酸+重曹」を使った掃除方法は次の通りです。

1.水200mlにクエン酸小さじ1杯の割合で混ぜる
2.クエン酸水をスプレーボトルに入れて、尿石がある箇所に吹き付ける
3.クエン酸水を吹き付けた箇所に重曹を振りかける
4.30分~1時間程度置いた後、トイレブラシで擦り洗いを行う
5.擦り洗い後に水で十分に洗い流す

・広範囲に頑固な汚れがある場合の次のような方法で掃除しましょう

1.汚れが付着している箇所の水気を取った後に、トイレットペーパーで覆う
2.トイレットペーパーの上から尿石専用洗剤や酸性洗剤を吹きかけ数分程度置く
3.汚れが付着していた箇所を水で流し、トイレブラシやタワシなどで擦って尿石を除去する

尿石や汚れの強さに合わせて上記のような方法で除去しましょう。

3.トイレの尿石の予防方法

トイレの尿石の予防方法をみていきましょう。

3-1.水で毎回流すようにする

用を足した後に何回か溜めて流した場合、尿や汚れが残りやすいです。そのため、使用後は毎回水で流しましょう。

3-2.座って用を足し、蓋を閉めて流す

立って用を足すと尿跳ねが起こりやすいため、座って用を足すと尿跳ねを減少できます。また、蓋をせずにトイレの水を流すと水しぶきが床や壁に飛びます。そのため、水しぶきによる汚れを防ぐためにも、蓋を閉めてからトイレの水を流しましょう。

3-3.こまめに簡単な掃除を行う

念入りに掃除すると時間も手間もかかります。しかし、洗剤をかけてトイレブラシで便器内を掃除するだけであれば、それほど時間はかかりません。このような簡単な掃除をこまめに行うことは、尿石予防に有効な方法です。

4.尿石汚れは放置せずに掃除しよう

尿石汚れを放置すれば汚れが落としにくく、強い薬剤や汚れを削り落とす必要がある場合があります。このように汚れを落とした場合、便器の材質を傷め、トイレの耐用年数を縮めることに繋がりかねません。

また、汚れを放置すればするほど臭いがきつくなり、刺激臭がするようになる場合もあります。そのため、定期的に掃除を行い尿石を除去しましょう。自分で尿石が取り除けない場合、清掃業者への依頼を検討しましょう。