1.食洗器の汚れの種類
食洗器の汚れの種類をみていきます。汚れの特徴を把握しておきましょう。
1-1.油汚れ
食洗器の油汚れは、洗剤で分解できていない油汚れが残るものです。油汚れが多い日は洗剤の量を増やすことで油分が残りにくくなります。
1-2.水アカ
水アカは水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が固まったものです。放置していると白い汚れが溜まっていきます。
1-3.洗剤カス
ピンク色のヘドロ状の汚れがある場合、洗剤カスが原因の場合があります。洗浄時の水温が低い、専用洗剤を使用していない場合などに洗剤が溶けきらないことがあります。
1-4.黒カビ
食洗器の目立たない部分などに黒カビが発生するケースがあります。黒カビはあると衛生面に問題が発生します。カビは庫内が暖かく、水滴が残った状態で長時間放置した際に発生します。
2.手入れの方法
手入れの方法をみていきます。次のような方法で手入れを行い、キレイな状態を保ちましょう。
2-1.カラ洗いを行う
臭いや汚れが気になる場合は、食器を入れずに専用洗剤だけを入れて標準コースで運転してください。ビルトイン食洗器では庫内洗浄機能などのお手入れ機能が搭載されています。そのような場合は、お手入れ機能を使用して掃除しましょう。
2-2.ノズルの洗浄
回転ノズルに汚れがつまった場合、洗浄水の出が悪くなるため、食洗器の洗浄力が落ちてしまいます。ノズル分解の手順はメーカー・機種で違うため、取扱説明書を確認しましょう。
2-3.食洗器の掃除
水アカ汚れを除去する際には、クエン酸を使うことをおすすめします。クエン酸は酸性であるため、アルカリ性の水アカが中和されるため、汚れを分解できます。
ただし、メーカーがクエン酸使用を推奨していない機種もあるため、取扱説明書を読んで問題ないことを確認してから使用してください。
ただし、メーカーがクエン酸使用を推奨していない機種もあるため、取扱説明書を読んで問題ないことを確認してから使用してください。
3.食洗器を使用する際のポイント
食洗器を使用する際のポイントをみていきましょう。
3-1.洗えない物を入れない
食洗器はさまざまな食器や調理道具を洗浄できるものの、洗えない素材や形状のものがあります。洗剤や熱の影響を受けやすい金属製の物、耐熱温度が低いプラスチック、軽すぎるものは食洗器に入れるのは避けましょう。
洗えない物を食洗器に入れると、食器や食洗器内の損傷につながるリスクがあります。
洗えない物を食洗器に入れると、食器や食洗器内の損傷につながるリスクがあります。
3-2.予洗いする
汚れのひどい食器などをそのまま入れると完全に汚れを取り除けず、庫内に汚れが残りやすくなります。そのため、汚れがひどい場合には、事前に予洗いを行ってから食洗器を使用しましょう。
3-3.食器同士を密着させない
食器同士を密着させると水や洗剤が均等に行き渡らなくなるため、洗浄効果が低下してしまいます。スペースを開けて置くことで、洗い残しがなくなることに加え、乾燥の仕上がりが良くなります。
3-4.残菜フィルターのゴミを取る
残菜フィルターのゴミを取らないと次に食洗器を使用する際に、洗った食器などに残菜がつく可能性があります。また、残菜をフィルターに放置した場合、カビなどが繁殖しやすくなるため、使った後はゴミを取ることを心掛けましょう。
3-5.食洗器の使用後に乾燥させる
食洗器の使用後は乾燥機能を使用するか、布巾などで拭いて水分を取り除きましょう。水分が残ったままでは、カビやさまざまな雑菌が繁殖します。
4.食洗器の汚れにも気を配ろう
食洗器の汚れを放置すると衛生的に悪い影響があります。そのため、定期的に手入れを行い、気持ちよく使用できるようにキレイにしておきましょう。日常的に使用する食洗器だからこそ、汚れにも気を配ることが大切です。