1.窓用エアコンとは?
窓に直接設置するエアコンが窓用エアコンです。冷房専用と冷暖房兼用タイプがあります。窓用エアコンは、室内機と室外機が一体となっているのが特徴です。
2.窓用エアコンのメリット
ここでは、窓用エアコンのメリットをみていきましょう。
2-1.設置しやすい
窓用エアコンは窓に設置するため、壁掛タイプのエアコンよりも設置が簡単です。また、配管部材が必要ないため工事の初期費用も抑えられます。壁に穴を開けて室外機とつなぐ作業が必要ないため、窓のある部屋であればほとんど取付可能です。
2-2.ベランダや庭がなくても設置できる
壁掛タイプのエアコンは部屋の外に室外機を設置する必要があるため、設置できる部屋が限られます。窓用エアコンは室外機の設置が必要なく、ベランダや庭などがなくても取付できます。
また、壁掛タイプでは専用コンセントが必要であるものの、また、通常コンセントを使って取付設置が可能です。
また、壁掛タイプでは専用コンセントが必要であるものの、また、通常コンセントを使って取付設置が可能です。
2-3.賃貸物件でも設置できる
賃貸物件では、壁に穴を開ける工事を行う壁掛エアコンを勝手に設置できません。そのため、エアコン用の穴がない場合、大家さんから工事の許可が出なければ、壁掛エアコンは設置できません。
窓用エアコンは穴あけ工事が不要であるため、賃貸物件で穴が開いていない部屋にも設置できます。
窓用エアコンは穴あけ工事が不要であるため、賃貸物件で穴が開いていない部屋にも設置できます。
3.窓用エアコンの選び方
窓用エアコンの選び方をみていきましょう。
3-1.取り付けられるか
前後に開けるタイプの窓には基本的に設置できないため、左右に開けるタイプの窓かどうか確認しましょう。また、本体より窓の高さと開けた際の幅が大きい必要があります。一般的に窓の鍵の位置の兼ね合いで左側に窓用エアコンを取りつけます。
そのため、設置前に部屋の間取りや家具の配置を確認しておきましょう。
そのため、設置前に部屋の間取りや家具の配置を確認しておきましょう。
3-2.音の大きさ
窓用エアコンは壁掛エアコンとは違い室外機と一体であるため、運転音が大きくなる傾向にあります。設置場所にもよるものの、50db(壁掛エアコンの室外機の音と同程度)以下の製品を選択しましょう。
4.窓用エアコン設置のデメリット
窓用エアコン設置のデメリットをみていきます。
4-1.音が大きくパワーが弱い
窓用エアコンは室外機の機能が本体に組み込まれており、壁掛エアコンであれば室外で発生する運転音が室内に響きます。そのため、騒音が大きくなることは把握しておきましょう。
また、6~8畳用がほとんどであり、室外機がないことから壁掛エアコンよりもパワーが弱いです。そのため、広い部屋に設置するとパワー不足になることがあります。
また、6~8畳用がほとんどであり、室外機がないことから壁掛エアコンよりもパワーが弱いです。そのため、広い部屋に設置するとパワー不足になることがあります。
4-2.電気代や防犯面
窓用エアコンは繊細な省エネ運転を行うことができないため、壁掛エアコンよりも電気代が高くなります。また、窓用エアコンは窓に設置するため、窓のカギを施錠できません。防犯面が心配な人は市販の窓用のカギを購入し、取り付けて防犯対策を行いましょう。
5.窓用エアコンの電気代の節約方法
窓用エアコンの使用時に扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。窓用エアコンでは冷たい空気が下に溜まるため、部屋全体の温度が下がるまで時間がかかり、電気代がかさんでしまいます。
扇風機やサーキュレーターを使用し部屋の空気を循環させれば、効率良く室温を下げられます。
また、フィルターにホコリが詰まるなど汚れている場合、ファンの吸引力が低下し、空気が通りづらくなり、余計に電気代がかかるため注意しましょう。フィルターが汚れているとカビが繁殖しやすくなります。
そのため、フィルターを定期的に掃除しましょう。
扇風機やサーキュレーターを使用し部屋の空気を循環させれば、効率良く室温を下げられます。
また、フィルターにホコリが詰まるなど汚れている場合、ファンの吸引力が低下し、空気が通りづらくなり、余計に電気代がかかるため注意しましょう。フィルターが汚れているとカビが繁殖しやすくなります。
そのため、フィルターを定期的に掃除しましょう。
6.窓用エアコンの特徴を把握しよう
窓用エアコンは設置しやすく、自分で設置することも可能です。しかし、壁掛エアコンよりも音が大きくパワーが弱いといった特徴もあります。そのため、今回解説したようなメリット・デメリットなどを把握したうえで購入を検討しましょう。