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冬に換気を行う必要がある理由は?冬の換気のポイントなども解説

1.冬に換気を行う必要がある理由

冬に換気を行う必要がある理由をみていきます。寒い季節でも換気を行い、空気の入れ替えを行いましょう。

1-1.新鮮な空気を供給できる

適切な換気が行われていない部屋は空気の汚染が進みます。現代の住宅は使用する材料の改良、新しい工法によりひと昔前よりも気密性が高まった造りとなっています。そのため、換気せずに窓を閉め切ったままでは汚れた空気が室内に蓄積され、体胃に害を及ぼすリスクがあります。

呼吸に必要となる新鮮な空気を供給し、汚れた空気を排出するためにも換気を行いましょう。

1-2.室内のハウスダストやウイルスの除去

換気を行うことで、室内に潜んでいるハウスダスト(カビや細菌、ダニの死骸やフンなど)やウイルスなどの除去効果があります。ハウスダストやウイルスは軽いため、空気中を舞いやすく、人の動きでさまざまな場所に移動するのが特徴です。

そのため、換気を行わない部屋では、ハウスダストなどが含まれた空気を吸ってしまう可能性が高まります。健康的な環境を維持しやすくするためにも、換気が大切です。

1-3.結露を防止できる

換気をしない家の中では、加湿器や調理、人の呼吸で水蒸気が発生しています。こうした水蒸気は放置すると湿度が高くなり、外部の気温と室内温度に寒暖差が生じることから、結露が発生します。

結露はカビの原因になるだけでなく、ダニの繁殖を招く可能性が高いため注意しましょう。また、住居の壁紙や建材を傷めるリスクがあります。換気は室内の湿気が含まれている空気と外の空気を入れ替えられるため、結露を防ぐのに有効な対策です。

2.冬に換気を行う際のポイント

冬に換気を行う際のポイントをみていきます。次のようなポイントに気をつけて換気を行いましょう。

2-1.部屋を暖めてから換気を行う

部屋を暖めた後に換気を行うことで、窓を開放しても壁や床の熱で室温が下りにくいとされています。そのため、起床時や帰宅時はすぐに換気を行わず、暖房で部屋を暖めて窓を空けると寒さを感じにくいです。

2-2.暖房器具から離れた箇所の窓を開放する

エアコンやヒーターなどの暖房器具から離れた窓をあけると熱が奪われるのを遅くでき、室温が下りにくいです。

2-3.窓を常に少しだけあける

室内温度が外気温よりも高い場合、空気が外に流れていきやすいため、窓を常に少しだけあけておけば、自然に換気できます。窓を大きくあけないため、室内の熱が逃げにくく、常に開放しているため、換気を行えます。

2-4.換気を段階的に行う

始めに換気したい部屋の隣部屋の窓をあけ空気の入れ替えを行いましょう。次に隣部屋の窓を閉め、換気した部屋のドアを開けると間接的に換気が可能です。換気をしたい部屋の窓を開放しないため、室内の熱を逃がさずに空気の入れ替えができます。

しかし、完全な換気ではないため、換気したい部屋の窓をあけての換気をおすすめします。

2-5.換気扇を常に回す

キッチンなどの換気扇を常に回しておけば、寒い日や雪などが降っていて窓をあけることができない場合でも換気が可能です。ただし、暖かい空気は天井にたまるため、暖房の暖かい空気を外に流さないように、エアコンの風向きが下に向くように設定しましょう。

3.一般的なエアコンに換気機能はない

エアコンを付ければ換気がされると思っている方も少なくありません。しかし、一般的なエアコンは室内の空気を冷やす、または温めた後にそのまま空気を室内に戻すため、換気は行われていません。エアコンで換気を行いたい場合、換気機能付きの製品を選ぶようにしましょう。

寒い季節でも換気が重要

冬は換気を行いにくい季節ではあるものの、室内の空気の汚染や結露を防ぐためにも定期的に換気を行い、人と建物への悪影響を防ぎましょう。

読んでいただきありがとうございます。感謝致します。