金たわしとは？種類ごとの特徴や使用する際の注意点を解説

鉄やステンレスなどの金属を細長い線に丸めたのが金たわしです。研磨力が高いため、頑固な焦げ付き、蓄積した汚れやサビを落とすのに使用します。金たわしは糸のように巻かれた金属が油を絡め取るため、水をかけて擦ると汚れを落とせます。

ただし、研磨力が強く、素材をキズつけるリスクがあるため注意しましょう。樹脂やプラスチック、木製製品などへの使用は避けて下さい。

ここでは、金たわしの種類と特徴をみていきましょう。

・ステンレスたわし
ステンレスたわしは固さがあるため、力を入れずに頑固な汚れを落としやすいです。ステンレスはキッチンと水回りで使用するのに適した素材で衛生的に使用できます。

・銅たわし
水を使用するキッチンでは、雑菌が発生しやすく、金たわしはヌメリや油汚れなどの掃除にも使用するため、衛生面に不安がある人もいるでしょう。銅たわしには、殺菌作用があり、雑菌の繁殖を抑えることが可能です。

・スチールウールたわし
鉄の繊維をウール状に細く加工したものです。柔らかく扱いやすいため、サビ落としや金属磨き、汚れ落としなど幅広い用途に使用できます。

ただし、スチールウールたわしはさびやすいため、使用後は使い捨てにする、または洗剤や水が残らないように乾燥させましょう。

金たわしは汚れを落としやすいものの、使用した際に金属片が切れる場合があるため注意しましょう。鍋やフライパンなどを洗う際に使用した時に破片が残り、料理に混入するといったトラブルが起きるケースがあります。

金たわしを選ぶ際のポイントについてみていきましょう。

掃除する時に金たわしがない場合、アルミホイルで代用可能です。アルミホイルを球状に硬く丸めて使用すれば、汚れや焦げを落とせます。また、金たわしよりも柔らかいため、調理器具や固着した汚れなどを落とす時にキズがつきにくいです。

ただし、アルミホイルで代用するのは手間がかかり、コスパは良くありません。金たわしを頻繁に使用される人はアルミホイルで代用せずに金たわしを購入しましょう。

金たわしは研磨力が高いことから、焦げ付き、蓄積した汚れやサビを落とすのに適しています。そのため、有効に活用できれば、掃除の時短にもつながります。

ただし、研磨力が強く、素材をキズつけるリスクがあるため注意が必要です。また、使用中に金属片が切れて洗ったものに付着するケースがあるため、洗ったものに金属片が付いていないか忘れずに確認しましょう。