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エアコンを自分で分解するリスクと注意点は?プロに依頼するタイミングなども解説

1. 感電・漏電のリスク

リスク:
エアコンは電化製品の中でも高電圧部品が多く、コンセントを抜いていても内部に電気が残っていることがあります。

対策:
絶対に分解前に電源プラグを抜きましょう。

2. ガス漏れ・故障のリスク

リスク:
エアコン内部には「冷媒ガス(フロンガス)」が密閉されています。間違ってパイプや接合部を外してしまうと、ガスが漏れて冷暖房が効かなくなり、修理費が高額になるため注意しましょう。

対策:
冷媒系統には絶対に手を出さないでください。内部構造に詳しくない場合は、専門のプロに依頼することをおすすめします。

3. メーカー保証が無効になってしまう

リスク:
市販のエアコンには保証がついていますが、「個人での分解・改造」は保証対象外となるのが一般的です。保証が無効になってしまうのはもったいないため、自分での分解はおすすめできません。

対策:
内部まで分解したい場合は、メーカーが指定する業者に依頼し、保証で対応してもらいましょう。

4. 自分で掃除できる範囲

安全に掃除できる範囲:
フィルターの取り外し・掃除(掃除機&水洗い)
吹き出し口のカビ取り(市販のスプレー使用)

これ以上の分解(送風ファン・熱交換器の洗浄など)は、専門知識と道具が必要になります。そのため、プロにエアコン清掃を依頼しましょう。

5.トラブル事例

無理に分解して断線:修理に数万円の費用がかかった
内部に洗剤をかけてショート:エアコンが動かなくなり、買い替えが必要になった
配管を傷つけてガス漏れ:冷暖房が効かない+修理に数万円の費用がかかった
外装を割ってしまい見た目が悪くなった:部品交換ができず、エアコンを処分した

6.プロに依頼するタイミング

カビ臭・すっぱい臭いが取れない:内部ファンや熱交換器にカビ
フィルター掃除しても臭い:内部の奥に汚れが付着している
エアコン使用時にくしゃみや咳が出る:アレルゲン除去が必要
3年以上掃除していない:分解洗浄でキレイにしましょう

プロのクリーニングは使用頻度や設置環境にもよるものの、1〜2年に1回など定期的にエアコンクリーニングを行いましょう。

臭いの種類ごとの原因
カビ臭・酸っぱい臭い:内部の結露・カビの繁殖
ホコリ臭:フィルター汚れ・室内のホコリ
焦げ臭:電気系トラブルの危険性があるため、すぐに停止
排水臭・ドブ臭:ドレンホース詰まり or 汚れ

まとめ:エアコン分解はプロに任せよう

自分で掃除するのはコストを抑えられる反面、間違うと高額な修理費・安全リスクが発生します。フィルターや表面掃除は自分でも可能であるものの、内部の分解や洗浄はプロに依頼しましょう。

「ちょっと掃除するだけだから」と軽い気持ちで分解するのは、思わぬ落とし穴があるかもしれません。安全&確実にキレイにしたいなら、プロへの依頼を検討しましょう。

エアコンの臭いや汚れは、放置すると健康被害や電気代の無駄にもつながります。清潔なエアコンで、空気も気分もスッキリ快適に過ごしましょう!